cr96quotes

世界のデジタル化は、人の弱さを助長し、それぞれだけに都合の良い『真実』の生成を加速している。
社会に満ちる『真実』の山を見てみるがいい……。

高価な兵器が人道的に人を殺し――

犯罪者の人権は被害者のプライバシーより丁重に扱われ――

希少動物保護の寄付金が集まる傍らで、貧困に苦しむ人達がいる……。
誰もがこう言われて育つわ。

他人には優しくしよう。

でも競争相手は叩きのめせ!

『お前は特別だ』『信じていれば夢はかなう』

だけど成功できる人間が一部だけなのは、初めから明らかよね……。

君達が『自由』を『行使』した、これが結果だ。
争いをさけ、傷つかないようにお互いをかばいあうための詭弁――
『政治的正しさ』や『価値相対化』というキレイゴトの名の下に、それぞれの『真実』がただ蓄積されていく。

衝突を怖れてそれぞれのコミュニティに引きこもり――
ぬるま湯の中で適当に甘やかしあいながら、好みの『真実』を垂れ流す。

かみ合わないのにぶつからない『真実』の数々。誰も否定されないが故に誰も正しくない。

ここでは淘汰も起こらない。
世界は『真実』で飽和する。

それが世界を終わらせるのだ。
緩やかに。

METAL GEAR SOLID 2 Sons of the Liberty (無線会話より) (via cr96quotes)
cr96quotes
法律は寡婦に一年間服喪すべき義務を負わしている。確かにそういう時期は、一切の事物の変化を含んでいて、情に篤い心にとって、大きな喪失の痛ましい印象を和らげるのに必要である。人は、花がしぼみ葉が落ちるのを見るが、実が熟し新しい芽が萌えるのも見る。人生は生きているものに属する。そして行きているものは、変化に対する覚悟を持っていなければならない。
ゲーテ ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代
引用 ゲーテ 言葉
いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽が完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱した生殖の幻覚させる後光のようなものだ。
梶井基次郎 桜の樹の下には
引用 梶井基次郎 言葉